Z*ACRYL HARDGROUND EMULSION

水性アクリルグランド(流し引き用ハードグランド)アクリル水性グランド水性グランド z-hardground

人体に安全

ベンジン、リグロインなどの有機溶剤を全く必要としない健康を損なうことの無い人体に安全なグランドです。

ラインエッチング

伝統的なグランド(アスファルトを原料とする)と比べて、遜色のないラインエッチングを期待できます。

アクアチント

エアブラシを使って版にグランドを吹き付けると、松脂を使わずにアクアチントができます。

水洗できる

腐食液から取り出した版は水洗できます。(アクリルベースのため乾くと耐水性になります)

グランドの除去

10%の炭酸ナトリウム水溶液(100g/水:1L)、または、アンモニア水で落とせます。(炭酸ナトリウムとアンモニア水も販売しています)

腐食液

このグランドは、銅版と塩化第二鉄液をお勧めしますが、その他の一般的な版材と腐食液も使用できます。

 

 

 

水性アクリルグランド

今までは塗布すると透明でしたが、新しい流し引き用ハードグランドは薄いブルーで、ニードルで描いた線が見やすいです。


使用方法

流し引きした後の余ったグランドは元の容器に戻せます。
水で希釈して使用できます。

●グランドを塗布する前に版の表面をサンドペーパーで磨き版の汚れをよく落としてから醤油とスポンジで脱脂します。脱脂後の版面には指を触れないようにして下さい。(水性のため油分は禁物です。)版をピカールで磨いた後はD-Solve(またはサラダ油)とウエスでその汚れをしっかり除去し、食器用洗剤とスポンジを使い水洗してから脱脂します。醤油の脱脂方法は、http://www.hanga.info/etching-aquatint.pdf をご覧下さい。
●流し引きする場合はグランドを水で1.5倍まで希釈(グランド2:水1)できますが、剥がれやすい時は希釈する水の量を減らして調整して下さい。原液のまま使用することも出来ます。腐蝕して凹みができた銅版にグランドを塗る時は、刷毛引きで原液を塗布する方法が剥がれにくいことがあります。いずれの方法も出来るだけ薄く塗布して下さい。
●版全面に均等に薄く広がって乾くとハードグラウンドになります。
●版をプラスチックトレイなどに垂直に置き、版の上の角から横へ移動しながら徐々に下へと途切れないように流します。かけすぎると割れる可能性があるので、できるだけ薄く塗布するようにします。
●初めのうちは慣れないと泡ができたりしますが、慣れてくるときれいに流し引き出来るようになります。水で希釈したグランドは、塗布前に泡があまりできないように軽く混ぜてから塗布して下さい。
●全体に広がったらグランドをを触らないように版を垂直に持ち上げ、余分なグランドを切ります。余分なグランドは下に溜まりますので、時に版のコーナーから流すようにすると良いでしょう。
自然乾燥の時間は気温によって変わりますが、垂直のままで約30分間乾かします。または、余分なグランドが切れたら十分熱くなった電熱器(30秒~1分)やウォーマ-(温度が低い時は3分~5分程度)で版を加熱してから金属板等に置いて冷ます(熱伝導)と早く完全に乾燥します。(生乾きではグランドが剥がれます。)
●トレイに溜まった余分なグランドはまた使えますのでボトルに戻しましょう。この為にもいつもきれいなトレイを使うように心掛けましょう。ボトルに入ってしまったホコリはコーヒーフィルターで濾すとよいでしょう。
HINTS:グランドを水で1.5倍に希釈(グランド2:水1)すると、より薄く流し引きができ、ニードルタッチが軽く描きやすくなります。グランドが剥がれやすい時は水の量を減らして下さい。希釈したグランドは原液のボトルに戻さないで下さい。
●腐食液から版を取り出した後は、水洗し醤油をかけて腐食止めをしてからアクアチントをかけたり修正グランドを塗ってください。醤油をかけないとアクリルグランドが剥がれる原因になります。
[グランドの除去]
●乾くと耐水になるので、除去には、10%の炭酸ナトリウム水溶液のバットに(約10分間、アクアチント用にエアーブラシで吹き付けた粒子状のグランドは3分~5分間)浸して除去します。または、アンモニア水(5%) を水で2倍に希釈した水溶液で除去できます。(剥がれて細かいフィルム状になったグランドのカスは、水道に流さずにキッチンフィルターなどで取り除くようにすれば良いでしょう。) 炭酸ナトリウム水溶液とアンモニア水は何度も使用できます。[注意] 炭酸のトリウム水とアンモニア水はアルカリ性なので、ゴム手袋などを使用し、直接手を触れないようにした方がよいでしょう。もし、キャップのノズルが詰まってグランドが出ない時は、お湯かアンモニア水でキャップを洗って下さい。
[アクアチント](流し引き用ハードグランド、または、STOP OUT RESIST(修正グランド)の原液を使います。)
ブログもご覧下さい。http://hanga.seesaa.net/>カテゴリ>キーポイント(アクアチント)
●エアブラシを使って版にグランドを吹き付けると、松脂を使わずにアクアチントをすることが出来ます。
1)エアーブラシを細かい霧が広く出るように調整します。(必要に応じて、ゴーグル、マスクを着用してください)
2)白い紙を後ろに置いてその前に版を立てかけます。
アクアチントの粒の細かさと荒さ加減はノズル調節とスプレーの距離によって巧みに調整します。
3)白い紙につくグランドの散布状態を観察しながらスプレーします。
版面につく細かい霧状のグランドを見るのは難しいですが(よく見ると粒子が付いていく状態がわかります)、後ろの白い紙につくグランドはよく見えます。>> 裏面に続く <<
4)スプレーし終えたら版をフラット(水平)に置き、表面を乾かします。自然乾燥の時間は気温によって変わりますが、約15分間乾かします。または、十分熱くなった電熱器やウォーマ-で版を30秒~3分間程度加熱してから金属板などに置いて冷ますと早く完全に乾燥します。
5)後は、通常の方法で腐食します。
●グランドを吹き付ける前に版の汚れをよく落としてから醤油で脱脂して下さい。脱脂後の版面には指を触れないようにして下さい。(水性のため油分は禁物です。)
●版に酸化膜が出来ている場合は、グランドを吹き付ける前に版を酢と塩で洗って酸化膜を取り除いて下さい。
そうしないと版に付いた粒子(グランド)が剥がれてしまいます。
●腐食液から版を取り出した後は、水洗し醤油をかけて腐食止めをしてからアクアチントをかけたり修正グランドを塗ってください。醤油をかけないとアクリルグランドが剥がれる原因になります。
[エアーブラシのクリーニング]
●エアーブラシの針は使用後そのつど徹底的にきれいに掃除しなければなりません。(この作業は30秒以内で済みます)
1)エアーブラシのグランドの入ったカップから、グランドを取り除き、エアーブラシの先を数秒間アンモニア水の中に浸け、軽くゆすぎます。
2)新聞紙などに向かって空になるまでスプレーします。カップを水でゆすぎます。
3)エアーブラシのカップにアンモニア水を入れて、きれいなアンモニア水が出るまでスプレーし、そしてエアーブラシを空にします。
[ニードルの描画について]
●ニードルはあまり寝かさずに描いて下さい。筆圧はボールペンで文字を書く時くらいで、筆圧があまりにも弱いと完全にグランドが剥がれないために腐食しません。
●腐食後、グランドを除去した版に再度グランドを塗る場合は、流し引きでは凹みにグランドが入り込みにくいのでその場合は刷毛で凹みにもグランドが入り込むようにしながら出来るだけ薄く均一に塗るようにすると良いでしょう。この時は、水で希釈していないグランドの原液を使用してもよいでしょう。  

ノントクシック技法のテキスト エッチング・アクアチント こちらからyubi(pdfファイル)

流し引き

グランド

 

流し引きまたは、吸水性のある布の上に立てて、少しずつ版を後ろにずらし、余分なグランドをを取り除く。



ハードグランドの流し引き

1.4MB 74sec. 音声なし
このグランドは透明色です。このままでも描画する線は見えますが、グランドを黒くするには、墨汁(またはアクリル絵の具)を塗ります。
墨汁を塗った場合は、腐蝕液につける前に墨汁を水洗します。

"QuickTime Player"download the free player

アクアチント

アクアチントは、アクリルグランドをエアーブラシで吹き付けます。

Z*ACRYL HARDGROUND EMULSION
流し引き用ハードグランド

500ml ¥1,950 [Stock: No]
950ml ¥3,240 [Stock: No]

完売しました。今後入荷の予定はありません。

 

 

CopyRight (C) STUDIO KITAYAMA All Rights Reserved.

ご注文方法版画用品 ノントクシック